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シャイニーストッキング

第18章 ほつれるストッキング2          蒼井美冴と松下律子

 75 融ける夜(28)

 そう、わたしとりつこは…
 同じオトコ、大原浩一を愛している。

 そして…
 同じストッキングラブなオンナ。

 だけどそれは、きっかけが違う…
 でも、同じ類いのオンナ同士。

「あ、うぅ、み、みさえさぁん…」
 りつこは、わたしの指先に喘ぎ、身悶えし、震え、身を委ね、濡れた淫靡な目で見つめてくる。

「り、りつこぉ、かわいいわぁ…」
 わたしはそんなりつこを弄りながら見つめ…
 心から愛おしく想ってきていた。

 同じオトコを愛している同士…
 そしてそれに強いシンパシーを感じ、魅かれてきていて。

 ううん、いや、りつこが愛おしいーー

 ヤツから、りつこを…
 奪いたいーーー

 わたしは昨夜、確かにヤツに…
『…しょうがない、なんとかしてやるわ…』
 そう云った。

 だけど…
 あんなに美しく、完璧に近い佐々木ゆかりというオンナに愛され、愛し合っているのに、この松下律子という凛とした良いオンナまでをも…
 それなのに昨夜、ヤツは…
『本当は美冴がいちばん愛しているんだ…』
 とまで、わたしに云った。

 それは、ゆかりさん、この律子、そしてわたしをまでをも自分の手から離したくはない…
 ズルい思い、欲望なんじゃないのかーー

 だからわたしは、さっき…
『この松下律子をヤツ、大原浩一から奪いたい』
 そんな怒りとも、ひがみとも、苛立ちとも、なんともいえない感情が昂ぶり、そう思ったのだ。

 だが…
 このりつこから、わたしと同じ類いのオンナという匂いを感じ取り、ううん、確信してしまった今ーー

「りつこぉ、かわいい…す、好きよぉ……」
 わたしは奪いたいではなく…
 りつこが欲しい…
 熱く愛し合い…
 蕩け、融けて、ひとつになりたいーー
 そんな欲望と欲情の想いが昂ぶってきていた。

「あぁ、み、みさえさぁん、そんなぁ…」
 りつこはそう喘ぎながらも、わたしの指先に震え、腰を揺らがせ、身悶えしてくる。

「ねぇ、わたしが欲しいの…」
 わたしはジッと逸れずに見つめ、囁く。

「あぁ、は、はい、み、みさえさんが欲しい…ですぅ…」

「りつこぉ…」

「ん…」

 わたしとりつこは見つめ合い、お互いに唇を求め、寄せていく。

 ヤツから奪うのではない…
 りつこが、欲しい。

 二人の想いが、ひとつに融けていくーー


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