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シャイニーストッキング

第18章 ほつれるストッキング2          蒼井美冴と松下律子

 70 融ける夜(23)

 ビリッ…

「え、あ、やぁ…」
 みさえさんは、わたしの股間のマチ部に爪先を立て、すっかり濡れさせ、湿り、緩んでいるストッキングのナイロン繊維に小さな穴を開けた。

 ビリビリ、ツー…

「ん、あん、やぁ…」
 そしてそのほころびの穴から、一本の伝線というスジが太腿に向けて走っていく。

 ツーーー

「や……んん……っ…」
 わたしは小さく震え、声とも喘ぎともいえない小さな声を、ううん、それはわたしの理性という仮面の悲鳴。

「さぁ、りつこぉ…」

「あ、んん、やぁ、そ、そんなぁ……」

 みさえさんがわたしのストッキングを敢えて破ってきた…
 それはーー

「さぁりつこぉ、わたしに本当のアナタを見せてよぉ…」
 
 それは、みさえさんだから、いや、みさえさんにしかわからない…
 ううん、みさえさんだからこそわかる、わたしの仮面の壊し方。

 ピ、ツーーー…
 股間のほころびの穴から、太腿へと、一本の伝線のスジが走っていくのがわかる。

「あぁ、や、やぁぁ…」
 それは、わたしの理性という仮面がひび割れ、裂けていく音と同じ。

「さぁりつこぉ、本当のアナタの姿を見せてぇぇ…」
 やはりみさえさんには…
 わたしがこのストッキングという存在に自身の象徴を重ね、その煌めきの艶やかな光沢の下に、もう一人のわたしを、ううん、違う、それは昨日、常務室であの人に抱かれ、一瞬だけ姿を露わした、秘めた、本当のわたしという存在が隠れているという事を分かっているみたい。

 いや、きっと、とうに見抜かれていたみたいであったーー

『わたしはねぇ、ストッキングラブのオンナなのよ…
 アナタもでしょう?…』
 そう、わたしもみさえさんと同じ…オンナ。


「あっ、や、やん、み、みさえさぁんっ」
 わたしはそんなみさえさんの指先の動きに小さく震え、叫び、ほんの僅かな抗いのフリを見せる…
 そう、それは抗いのフリ…
 嫌がる抵抗のフリ…
 つまりは、嘘。

 それは、松下律子という、常にあの人、大原常務秘書然としていなくてはならないという、嘘の仮面ーー

「あん、やぁぁ、ううんん…」
 そしてみさえさんはパンティの隙間に指先を忍ばせ、ぐっしょりと濡れたわたしの肉を撫でてきた。

「あらぁ、すごぉい、ヌルヌルだわぁ…」
 
「や、ん、そ、そんなぁ…」

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