
ほしとたいようの診察室
第10章 陽はまた昇る
***
元基先生には優先生からもらった言葉をたくさん教えた。
「子どもは『よく知ってくれる人』に心を開くからね。時間があったら病室での様子ものぞいて見てもいいかも」
これは、俺がのんちゃんと信頼関係を築くときにも大切にしていたことだった。
最初は警戒していたのんちゃんも、いつしか抱っこを求めてくるようになっていった過去がある。
元基先生は、その言葉の通りに時間を見つけて光くんの部屋に訪れた。
一緒に勉強をしたり院内学級についていったり、研修医である分、少し時間があった元基先生はみるみるうちに光くんと仲良くなっていった。
「7歳とは思えないくらい、大人ですね。彼は」
光くんに関わりながら、俺との打ち合わせで元基先生は関心した声を上げる。

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