テキストサイズ

ほしとたいようの診察室

第10章 陽はまた昇る




今日は仕事終わりに、のんちゃんの家に少し寄る。

解熱してないのか頬は赤く、ときどき咳込む様子が見られた。


「お熱、計ろっか。首触るね」


ベッドに横たわるのんちゃんに体温計を挟みながら、首元を触る。



「……いつ治る……?」




泣きそうな顔をして、つぶやくようにのんちゃんは言った。


ここ数ヶ月で気づいたが、のんちゃんは具合が悪いと敬語が取れる。いつだって敬語なんて使わなくていいのに、と思いながらのんちゃんの髪に、撫でるように触れた。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ