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ほしとたいようの診察室

第10章 陽はまた昇る



酷く体調を崩した時から半年が経っていて、あの夏が少し昔のように感じる。


あれから定期の受診や服薬はサボっていない。
サボれるような状況じゃなくなった、というのが本当のところだろう。

彼氏……になった、陽太先生はわたしの体調や定期検診の予定を正確に把握していたし、そうするためにも吹田先生や大海先生に情報網を、前よりも張っているようだった。


もちろん、先生たちには、陽太先生との関係がばれていて……。

吹田先生は少し面白そうにこちらを見ているときがあるが、ニンマリと見守られている気がする。

陽太先生が吹田先生からどれほど突かれたかは知らない。そのことに関して、陽太先生は苦笑いするだけだったので、吹田先生が何枚も上手なことは察する。





あの、キスの一件(未遂ではあるが…)から1週間が経った。


ここ1週間、陽太先生が食堂に姿を現すことはなかった。




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