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ほしとたいようの診察室

第10章 陽はまた昇る





「お茶、淹れてくるよ」


目の前にあった、冷えたマグカップを2つ手に取ると、陽太先生はなんてことのないように、ゆっくりとキッチンへ消える。



俯いて、肩を落とした。


ごめんなさい、と謝ることが、殊更悪いことのように感じて、何も言えなかった。いや、何も言わなくても良いように、陽太先生は席を外してくれたのかもしれない。



しばらくすると、手の震えは止まり、そうしているうちにマグカップを持った陽太先生がリビングへ戻ってきた。


温かいジャスミン茶。花の香りがふんわりと広がるマグカップを、手渡ししてくれた。





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