
ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第127章 懊悩
「ケホ、ケホッ…」
「大丈夫か?」
病室のベッドに戻るとまた咳が出て、五条先生が背中をさすってくれる。
「大丈夫…ケホッ、ケホケホッ!」
確かにココアのせいだったのに、これじゃあ嘘をついていたみたい。
「なんでだろ、ケホッ、急に……ケホケホッ!!」
「無理にしゃべるな。ただの寒暖差かもしれんから。」
言われて、咳を出すだけ出していたら、
「落ち着いたか?」
「はい、すみません…。」
「水飲め。」
「はい…。」
発作にもならず数分で治まってくれた。
