Restart
第2章 新世界
古い古いアパートに連れられたあたしは、若干怯む。
足を止めたあたしに気付いたチカ。
智翔「大丈夫♪…襲ったりしねぇよ(笑)」
「…///」
智翔「フフ(笑)…大事にすっから♪心配すんな♪」
ポンと優しく頭を撫でられた。
後ろを歩くショウがクスッと笑う。
翔「…マジで、こんなチカ初めて見たわ(笑)」
智翔「んー?」
翔「今まで"女なんかヤれりゃいい"っつってたのによ(笑)…そんな優しい顔すんだな(笑)」
智翔「当たり前だろ♪…マジで、俺、チエに惚れてっから♪」
繋いだ手を、キュッと握ったチカ。
恥ずかしくて、本当に死にそうだ。
アパートの玄関。
ドアを開けたら、数足の靴が散らばってる。
中からガヤガヤと騒がしい男の声。
翔「お前らっ!…靴くらい片付けろっつってんだろうがっ!」
真後ろのショウが叫ぶから吃驚して体が跳ねた。
中からは『はいっ!』とか『すいませんっ!』って声がして、バタバタと慌ただしい物音。
チカが散らばってる靴を蹴り飛ばしながら靴を脱ぎ、あたしの手を引いた。
古い古いアパートなのに…
部屋の中は物凄く広かった。
智翔「…退けよ。…汚ねぇなぁ…片付けろっつってんだろうが」
部屋の中で数人の男たちがバタバタと慌ただしく片付け始めてる。
智翔「汚ねぇけど、座んな?」
「…あ、えっ、と…ここ、って…」
智翔「ん?あぁ、まぁ…俺らの溜まり場(笑)…後で俺ん家連れてってやっからな♪」
「…えっ、…あ……ぅん///」
片付けを終えた男の人たち。
翔「この子、チカの女だから。お前ら手出すなよ?」
『はいっ』
智翔「…マジで殺すから」
『はいっ』
智翔「チエ?自己紹介出来るか?」
「…え?…あ、えっ、と……チエ、です…あ、の…よろしく、お願い、します///」
『…可愛いっ♪』
智翔「殺すぞ」
『す、すいませんっ!…よろしくお願いしますっ!』
『俺ら、全力で守りますからっ!』
彼らはチカとショウに兎に角頭を下げてた。
この人たちも、チカの言う"仲間"ってヤツなのかな?
友達は居ないって言い張ってるチカ。
どう違うんだろう…
不思議ではあったけど、何となく聞けずにいた。
その後、彼らは"集会"って言葉を繰り返しながら会話を進めてて。
チカはこの人たちの上の人なんじゃないかって、何となく思った。
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