Restart
第1章 終わり…
全然全くよく分かんない事態に巻き込まれたらしいあたし。
兎に角…
付き合うとか、彼氏彼女とか…
全く無縁だと思ってたのに…
思ってたからこそ、恥ずかしくて死にそうだった。
智翔「な♪?…可愛いだろ♪?」
翔「まぁまぁまぁ(笑)…可愛いけど(笑)」
智翔「…手出すなよ?…マジで殺すから」
翔「…ハァ…出さねぇよ…お前が可愛いだろっつうから可愛いっつったんだろ?…今んとこ俺は女に興味ねぇよ(笑)」
智翔「ははは(笑)そうだった(笑)…ショウはバイクありゃ良いんだもんな?」
バイク…
そうなんだ…
ってか。
あたし、この人の事何も知らないのに…
彼女とか…付き合うとか…大丈夫なんだろうか…
翔「んー…っと。チエ?ちゃんだっけ?…その制服って、私立のかなり有名な進学校じゃなかった?」
「…」
智翔「…そうなの?チエ頭良いの?」
ブンブン首を振った。
成績なんか下の下の下。
進級だって超ギリギリだった。
智翔「ふぅ~ん…俺も頭悪いし(笑)…いいんじゃね(笑)?」
翔「ハァ…お前は、マジで…」
智翔「…んだよぉ…ショウが俺の分も頑張ってくれてんだから、いいんだよ♪」
盛大な溜め息を吐く彼、ショウくん。
「…頭、良いの?ショウ、くん」
翔「フフ(笑)…"くん"はいらねぇよ(笑)ショウでいいよ♪」
智翔「そうそう♪こいつに"くん"なんて勿体ねぇ(笑)…ってか、俺にだって"くん"付けなかったくせに…」
「それっ、は……別に///…意味なんか、ないし///」
何だろう…
凄く恥ずかしい///
顔を覗き込まれて顔から火が出そうなくらい恥ずかしかった。
『フハッ(笑)真っ赤♪可愛い♪』って、また抱き締められた。
踠くあたしを構う事なくギュッとする。
ショウが凄く笑ってた。
そんな雰囲気が…
不思議と、心地いいなんて…
思った事は、言えない…
恥ずかしい、から///
数時間をカラオケボックスで過ごした。
そのまま帰るのかと思ったんだけど…
店を出たら、チカに手を取られて。
指を絡めて手を繋がれる。
温かいその手…
俯くあたし。
隣で嬉しそうに笑うチカ。
この日から…
あたしの人生が、ガラリと変わった。
死のうとしてたのに…
楽しそうに笑って…
理由を聞く事もせず、ただ隣を歩くから。
何だかどうでも良くなってきた…
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