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第4章 偏愛


「…だから、良いんじゃん♪…手の掛かる子程、可愛いって言うじゃん♪待ってな?…今、その顔拭いてやっから♪」

昌也「チカ…てめぇ…」

義父「君たちか…うちのチエを誑かして来たのは」

翔「あはは(笑)誑かしてってさ(笑)笑えるね?……てめぇらだろ、それ」

昌也「フフ(笑)…チカァ?その人数で俺をどうにか出来ると思ってんの(笑)?…嘗められたもんだな?俺も」

「……てめぇ相手にすんの、俺一人で十分だわ(笑)」

近付いて来た昌也さん。
振りかぶった拳が、あまりにも遅くて。
『…鈍りましたね(笑)?』って笑って腕を掴み、一発頬に打ち込んだ。
さすがに倒れはしなかったけど、膝を付いた昌也さん。

蹴り上げ殴り飛ばした。

義父「おいっ!!…大人しく帰りなさい。…この子が、傷付くぞ?」

チエの頬に包丁の刃を当ててるクソ親父。

知恵「チカっ!!」

義父「煩いっ!!黙れっ!!」

頬を殴られたチエ。
その弾みで、綺麗なチエの頬に血が滲んだ。

頭の中で、プツリと何かが切れた。

「…貴様……傷物にしてんじゃねぇぞ」

ゆっくり近付く俺に、何度も叫ぶ親父。
包丁を当ててる手が震えてた。

知恵「後ろぉっ!!!!」

チエの叫びに振り返ると、昌也さんの拳が目の前にある。
寸前で、ショウの回し蹴りが炸裂した。

翔の手でボコボコにされた昌也さん。

「…さ、とっとと諦めて降参しな?……あんな風んなっちゃうよ(笑)?」

伸びてる昌也さんを指差す俺。

義父「わ、悪かったよっ…な?…許してくれっ…何でもやるからっ…あ、ほらっ…これ、持ってけ?なっ?」

ポケットから取り出したのは分厚い財布。

「…いらねぇよ。…てめぇも馬鹿息子も。大人しく塀の中で暮らしな?」

親父の背後に回ったジュン。
腕を拘束され、膝から崩れ落ちた。

ショウたちが倒れてる昌也さんと親父を連れて出ていく。

「…チエ」

知恵「…フゥ…ック…チ、カ…ゥゥ…」

「可哀想に…痛かったろ?」

知恵「…チカァ…ゥゥ…」

薄く切れた頬に滲んだ血を舐めて拭った。
そのままキスをする。

知恵「…チ、カ…外し、てよ…」

「…このまま、ヤって、いい♪?」

知恵「はっ!?…やぁだっ!…ねぇ、チカ…お願い……んん!…ん」

唇を塞ぎ舌を捩じ込み絡め取る。

「…チエ……愛してんだ…」

ジッと見上げるチエ。

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