
Restart
第8章 新たな生活
肩に頭を乗せて腹筋を撫でてるチエ。
頭を撫でて髪を弄る俺。
知恵「だってさ……絶対一回で終わんないじゃん」
「フッ(笑)そりゃお前が離してくんねぇからな(笑)」
知恵「あたしじゃないよ…だって何回もイッてるのに…チカ、全然イカないじゃん…」
「あー…」
知恵「何か…イクほどじゃないのかな…って、時々思う…」
「馬ぁ鹿(笑)…直ぐイッたら勿体ねぇからだよ(笑)…何ならいっつも入れた瞬間イキそうだ♪」
何を心配してんだか(笑)
『本当?』って伺う様に視線を向けるから、『そんな嘘、何の意味があんだよ(笑)』ってキスをした。
そんなまったりするこの時間がチエは凄く好きだと言う。
朝方までセックスすると必ず気絶したみたいにチエは寝てしまうけど、1~2回くらいで終わった時はこうしてベッドでまったりする。
傍にあった煙草に火を着けた。
知恵「……なかなか、赤ちゃんって出来ないんだね?」
やっぱり、チエも思ってたか…
「あー…そう言やぁそうだな?」
知恵「…うん」
「まぁ毎回中で出してる訳じゃねぇし…そのうち来てくれんだろ?ここに」
チエの腹に手を当てた。
黙り込むチエは、早くほしいんだろうか。
まだ二十歳になったばっかのチエ。
急ぐ事もねぇとは思うけど、何となく元気がなくなったチエの頭を撫でた。
知恵「…ねぇ」
「んー?」
知恵「…やっぱり…怒ってるのかな?」
「誰が?」
知恵「赤ちゃん」
「……何で?」
知恵「だって……初めの子…死なせちゃったから…」
驚いた…なんてもんじゃねぇ。
知ってたのか…
キュッと抱き付いたチエ。
ゆっくり…煙を吐き出した。
「……いつ、知った?」
知恵「…入院してる、時。……たぶん、お母さんも先生も、寝てるって思ってたんだと思う」
お袋と医者の会話を聞いてたらしい。
知恵「黙ってて…ごめん…」
「いや。俺こそ、ごめんな?…けど、チエの所為じゃねぇ。責任取るっつったのに、傍に居なかった俺が悪い」
煙草を揉み消しチエを抱き締めた。
首を振るチエ。
頭を撫でて掛ける言葉に悩む。
知恵「赤ちゃん…来て、くれるかな?」
「大丈夫。ちゃんと来る。出来るよ……心配か?」
知恵「…ん」
「…病院で調べてもらうか?」
聞いた事がある。
不妊検査。
なかなか出来ない夫婦が病院に行くらしい。

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