
ドSメイドは基本普通の子
第24章 フィギュア愛好家の魔の手!?
「まさか――――…寛太君が…やったとか?」
「まっ、まさか…」
綾子の言葉に「あり得ない!」と、言おうとすると!
「綾子先輩!?僕を疑ってますか!超~侵害です!」
後ろからいきなり現れた寛太君に私たちはびっくり!
「じょ、冗談よ――――…だって、その時間帯…私たちはカフェでお茶してたじゃない」
綾子は寛太君に睨まれながら、冗談よと笑った。
「しかし、僕的にはスカッとしましたよ!」
あの日、店で自分達を罵倒した彼女にいい気はしなかったが…
ケガをしたと聞くと…なんだか複雑な思いだ。
「寛太君――――そんなこと…言わないで…」
そう思い、寛太君を見つめそう言うと…
「///は、はい!――――あの…できれば…ちょっと意地悪っぽく言ってもらえると…嬉しいんですけど!」
――――え~…私の言いたいこと…伝わってないなぁ…
「こら、寛太!そう言うところが…“キモイ”って言われる要因なのよ…私たちは理解あるけど――――…世間はまだまだ…オタクに冷たいって…わかってるんでしょ?」
