
ドSメイドは基本普通の子
第24章 フィギュア愛好家の魔の手!?
バタン!と、勢い良く閉められた扉に――――…唖然と立ち尽くす…私たち…
店内にいた客は――――…「え~…すげぇ偏見…」と、不快感を表していた。
「ハッ!申し訳ございません――――…騒動のお詫びに当店自慢のケーキセットを皆様にプレゼント致します!」
店長のとっさのサービスに…暗く沈みかけた店内が「ラッキー」と、少し明るくなった!
――――店長…
「こんなの大丈夫ですよ、それより――――…原因は…あの筋肉バカですね?本当に申し訳ない…後で柚にお仕置きしてもらうから…」
――――あ…綾子……
綾子を見るとポカーンと店内の不思議な雰囲気にあっけにとられていた!
「和歌子…本当に…ここでバイトしてるの?」
私は静かにうなずいた…
――――もう、バレたんだ…隠す理由もない…
「――――”美羽“って名前で働いてる…」
