
ドSメイドは基本普通の子
第24章 フィギュア愛好家の魔の手!?
「本当にそっくりで…テンション上がりっぱなしです!
ガオガ様も…似てて…自分キララちゃん推しでしたが!マリア様もありです!」
小太郎君は大きな体で私の前に歩み寄ると握手を求めてきた!
「――――…」
「――――はぅ!この…薄いリアクション!まさにマリア様!高まる~!」
私がその握手をどう捉えたら良いのか悩んでいると、無反応と勘違いした小太郎君は体を震わせて喜んだ!
「ね!ねぇ~!反応もマリア様そのものでしょ?
第6話のマリア様の侑平への塩対応と似てない?」
「///だね!だね!侑平が同意を求めても無表情で“で?”と、言うあの場面!ツンツンのノーデレで自分も好きな場面です!」
――――つ…つんつん…のーでれ?
意味のわからない単語の羅列に着いていけない!
「分かった、分かった…
寛太の存在で免疫はついた俺だけど――――…流石にダブルで意味のわからん事を言われ続けると…疲れる!俺たちはそろそろここを出るが――――…お前たちは?」
