
ドSメイドは基本普通の子
第19章 バレンタインの甘い罠
「――――ほう…マコト面白い話をしているじゃないか…」
「――――え…」
振り替えると…闇のオーラに包まれた店長がそこに立っていた。
「た…大河…さん――――…こんばんは…えっと…あ~…」
「それ――――あわりさんのチョコですよね?毎年、毎年…面白い思考をこらした…クソチョコ…」
「く、クソチョコって――――…大河さんは食べないんですか?」
すると、どす黒いオーラの店長はマコトを睨み…「食べませんよ」と、即答した。
「それより――――…さっきの話は…本当ですか?」
マコトは背筋がゾクッと凍りつく感覚に…首肯くことしかできなかった。
「…た…たぶん…美羽ちゃん…///媚薬で熱が出てると…思う」
「――――なんて事を…彼女は…免疫が無いんですよ…あなた方と違って…」
「ですよね…軽い媚薬ならいいんだけど……
あの、アキラさんが“凄いぞ”って言っていたので…ちょっとヤバいかも…」
「は?どんな薬ですか!?」
店長は慌ててチョコのパッケージをひっくり返す!
すると、店長には見覚えある媚薬メーカーの名前が入っていた。
「――――これは…ヤバいですね…」
店長はマコトを再び睨むと「マコト――――…覚えておけよ…この前の非じゃねぇ~からな」と、席を離れていった。
マコトは店長の睨みと「覚えとけ」の声に全身に鳥肌を立てて喜んでいた!
前回のAVの時もこっぴどくお仕置きされて――――…何度も天国と地獄を味わったのたが、今回はその非にならないと言う!
「お…おい…マコト大丈夫か?顔が…アへってるぞ…ちょっと引くって…」
「///ヤバい――――…お仕置きが…待ち遠しくて…チビっちゃった…」
マコトは腰を引きながら店長の後ろ姿をヨダレを我慢しながら見つめていた。
