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ドSメイドは基本普通の子

第3章 何故か…ファンが!?


帰り際、店長から1日分のお給料をもらった――――…



「え?――――……」



私はお給料袋の中の金額に驚き店長を穴があくくらい見つめた!


「え!?え?――――す、すみません!!少なかったですか?すみません!」



「いやいや!違います!こんなに多いなんて思ってなかったので!だって…これ――――…」



私は慌てて店長に袋を突き返した!それは、開店前に言われていた金額とはかけ離れたお金が入っていたからだ!




「いえ、これで大丈夫です。

美羽さんは何度もリクエストに答えてお客様に“睨み”を提供しておりましたから、それもカウントされるんです。」



だからといって…この金額は…



「べつに良いじゃないか、もらっとけよ」


貰っていいのかためらっていると、後ろから大平さんが現れバイト代をもらえと声をかけてきた



「だって…いいんですか?こんなに」


「いいもなにも、美羽さんのファンが指名してリクエストしてくださった分です!貴女の働きですよ」


「だってよ、もらっとけ」



私は手の中にある袋を再度覗きこむ…


申し訳なくなるが…そこまで言うなら…



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