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痴漢電車

第17章 番外編 町田百合



尚輝「じゃあそろそろ行かないと」

亘「気をつけて帰れよ」

尚輝「はい、失礼しました」

亘「…」


手帳を返し確認も済ませ家へ帰った尚輝
翌日から尚輝は証拠を掴む為
亘の監視を始めた


亘「…」

尚輝「…来たか、月島亘…」

亘「…」

尚輝「…」


この前と同じ同じ電車に月島亘は現れた
気づかれないよう監視しながら
静かに様子を伺った


亘「…」

尚輝「今日はやらないのか…」


その日は亘が痴漢をする事はなかった
偶々かと思ったが次の日も
亘が痴漢をする事は
なかった

それどころか亘は電車内に現れなくなり
捜査はまた振り出しに…


尚輝「…」


探ってる事を気づかれたら一巻の終わり
決定的な証拠を掴みたかったが
無理は出来なかった


尚輝「…」

恭子「どうかした?」

千佳「…ぅんっ、実はさ…」

尚輝「?」


そんな時、偶然にもある会話を耳にした
会話の内容は通学中の電車で
痴漢に遭ったという
話しだった


千佳「もう最悪…」

尚輝「…」


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