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痴漢電車

第17章 番外編 町田百合



尚輝「…」


その日の深夜、親が寝たのを確認すると
尚輝は部屋に鍵をかけDVD
AVを再生した


尚輝「始まった」


映像が始まると画面に警告が表示された
痴漢は犯罪、禁錮刑や罰金について
大きく表示されていた


尚輝「…」


最初の被害者はOL風の若い女性だった
痴漢に必死に抵抗していたが
されるがまま…


尚輝「…次いこう、次…」


次はショートカットでボーイッシュな子
勝ち気な雰囲気とは対照的に
痴漢され感じる姿は
エロく…


尚輝「…」


不覚にも見入ってしまった尚輝

だけど痴漢は痴漢、被害者の気持ちを
考えると見続ける事は
出来なかった


尚輝「…やっぱやめよ…気持ち悪いし…
こんなの普通じゃないよな…」


DVDを停止させようと手を伸ばした時
次の痴漢シーンが始まった
だけど少し…


尚輝「あれっ、何か違う…」


今までのシーンと始まり方が少し違った
これまでは痴漢目線だったが
第三者目線で始まり
まさか…


尚輝「まさか、盗撮…」


まるで盗撮映像のようだった


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