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好き心少なからず

第7章 答え合わせ~新田×二階堂~

「うるさい!!黙ってろよ!!」

勢いのまま怒鳴ると、手拍子が止んだ。

「…ごめんなさい…」

弱々しい口調に驚いて絢音を見れば…

え!?

肩を落として、暗い表情を浮かべていた。

「鬱陶しかったよね、ごめんなさい」

「いや、そんな」

いつもと違うしおらしい態度に戸惑ってしまう。

え?どうしたんだよ!?

これくらいで黙るような子だったか?

「でも、私…あっ!!」

何かを言いかけて、急に手で目元を隠すと

「ごめんね、すぐ戻るから」

そう言い残して教室から出て行ってしまった。

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