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好き心少なからず

第1章 クラス委員~新田×二階堂~

二階堂さんの細い指が頬に触れる。

その途端、ゾクッと何かが背筋を駆け上がった。

パシッ。

咄嗟に二階堂さんの手を払い除けると

「やっぱりからかってるんだろ!!」

赤くなってるだろう顔を隠す。

ヤバい。二階堂さんの顔が見れない。

「ごめんね、新田くん」

そんな僕の気持ちに気付いてるのか、明るい声で謝ってきて

「でも、少しはドキッとしてくれた?」

そう言って顔を傾げると、僕の顔を覗き込んできた。

「何が!?」

ドキッとしてしまったのは事実だ。

だけどそんな事認めたくない!

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