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好き心少なからず

第38章 法事~曽根崎×二階堂~

「あたし、5歳差って平気だよ?」

は?

突然何を言い出した?

「お試しで付き合ってみる?」

「はぁ!?」

タエの言葉があまりにも意外すぎて、他に何も発せられない。

ぽかんと口を開けたままの俺に、タエは眉を寄せると

「ん?駄目?」

何で睨まれなきゃならないんだ!?

「駄目だろ!?」

おい、助けろよ!!

救いの手を求めてアヤを見れば、アヤは俺とタエを等分に見て

「私は…二人さえ良ければいいと思うけど」

違うだろ!?

自分だけ『理解者』みたいな顔をしてんじゃねえ!!

「お前は黙ってろ!」

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