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好き心少なからず

第5章 悩み相談~八神×岸田~

「全く…ただでさえ疲れてるのに」

独り言のつもりで言ったのに、先生に聞こえてたみたい。

「悪い悪い。で、疲れてるって何で?」

そんなの…

「色々。勉強とか、悩みとか」

無難な答えを口にしたつもりだったのに

「え?輝穂、悩んでんの?」

何で食い付いてくるの!?

「私にだって悩みぐらいありますよ!!」

「何?どんな?」

目を輝かせて聞いてきた。

「何でそんな楽しそうなんですか?」

「教師として生徒の悩み相談を聞くなんて、ドラマみたいじゃないか?」

そんな理由?

そんな先生にイラッとした。

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