テキストサイズ

好き心少なからず

第29章 球技大会3(栗原)

集合場所で宇野がわめいてるのが見える。

行かないとダメだよな…?

「じゃあ」

「あ、栗原くん!!」

先輩に軽く会釈して、宇野たちのいる場所まで走る。

「あ!快斗、どこに行ってたんだよ!!」

俺を見つけた宇野がでっかい声で呼び掛けて、それに頭を下げて謝るけど…

今日、一日中こんな感じなのかな?

心の中に、釈然としない思いが残っていく。

先輩の傍で、応援したかった。

曽根崎さんに負けたくないって思ってたけど…

テニスにしたの…失敗だったかもな…

ストーリーメニュー

TOPTOPへ