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好き心少なからず

第26章 ライバルだな~栗原×速水×曽根崎~

先輩はそんなこととは知らないで

「じゃあ…私も応援するね」

そう言って、ふふっと笑いを浮かべる。

「はい。お願いします」

そんな調子のいいことを言いながら、頭の中はテンパっていた。

どうする?俺!

宇野は無理として…誰か代わってくれそうな奴を探さないと!!

テニスを選択した奴らが頭に浮かぶ。

面倒くさそうな奴ばっかじゃないか。

だけど…曽根崎さんには負けられない!!

先輩の彼氏になるのは…俺だ!!

心の奥底で、密かな決意を固めた。


【おしまい】

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