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好き心少なからず

第26章 ライバルだな~栗原×速水×曽根崎~

「じゃなきゃ…一緒に帰ったりしません」

正面からまっすぐに曽根崎さんを見て言った。

先輩を好きな気持ちは間違いないんだ。

すると、曽根崎さんは意外そうな顔をして

「あ、結構ハッキリ言うんだ」

そしてニヤリと笑いを浮かべて言った。

「なら、ライバルだな」

「…え?」

ライバル?

…って、まさか…

「あのっ!!」

「お待たせ」

問いただそうとする俺に、先輩が声をかけてきて

「どうかした?」

なんて、小首を傾げて聞かれたら…

「いや?別に?な!?」

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