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好き心少なからず

第25章 ミニコンサート~梶×宮下~

ギターを無理矢理抱えさせると、カホンを持ち上げて…って!!

「は?何でこんな重いんだよ!!」

カホンを作ったときは、こんなに重くなかった。

驚く俺に、花夏はあははっと笑いをこぼす。

「だって、今日使う道具全部入ってるから」


道具?

側面に丸く開けた穴から中を覗くと…おい!!

タンバリンとカウベルとウインドベルに…

「石?」

「拍子木みたいに打つといい音するのよ」

だからって…

「道具箱作った覚えは無いんだけど?」

「ひとまとめに出来て便利な楽器を作ったの。都合いいでしょ?」

屁理屈こねやがって!!

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