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好き心少なからず

第22章 イイコト~梶×宮下~

「お前な…」

この感覚のズレは何なんだろう?

恋をしたことない女の子って、みんなこんな感じなのか!?

言いたいことがあるはずなのに、二の句が告げられなくなってしまう。

「で?何?」

花夏に話を向けられて、ようやく本題を思い出した。

「本気なのか?」

「何が?」

俺の問いに、花夏はキョトンとしたままで…

本当に思い付かないのか?

それとも、分かっててとぼけてるのか!?

「その…付き合う、っての」

聞いた俺の方が、何故だか戸惑ってしまって…しどろもどろになってしまう。

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