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好き心少なからず

第19章 関係ないよね?~梶×宮下~

おねー様という単語を強調して言うと、花夏もニヤリと笑った。

「そういう事。怒鳴られたくないならお静かに」

「分かってるよ」

前にギターを鳴らしてたら、すごい剣幕で乗り込んできた事があったよな。

あんなのはもう二度とごめんだ。

花夏の隣の椅子に座ると、頬杖をついて花夏を見た。

宮下花夏(みやした かな)。

同じ2年だけど、こいつは商業科だから、部活以外ではほぼ交流がない。

軽音部では、パーカッション担当。

ドラムも叩けるけど、タンバリンや箱を叩かせても上手いなって一目置いてる。

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