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好き心少なからず

第18章 球技大会にむけて~テニス編~

自然と頬がほころんでしまう。

「えーっと、一応、シングルスが男女各1人、ダブルスが各一組、混合が一組って枠らしい」

委員長から渡された書類を見ながら、宇野くんの説明が始まった。

「立候補で出るの決める?」

宇野くんが皆を見回すと、梶くんが聞いた。

「カズは?何に出る?」

「俺は何でもいいや」

え!?

「皆、やりたいの選べよ。空いてるところに入るから」

宇野くんの何気ない言葉に、一気に期待が高まっていく。

だって、もしかしたら…

すると、水城ちゃんが手を上げた。

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