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好き心少なからず

第8章 条件にピッタリだ~岸田×八神~

「万が一付き合ったら、次の日にはクラス中に広まってるに決まってる」

あぁ…確かに。

教師と付き合うことがステータスみたいに思ってる子がいない訳じゃない。

バレた時に痛い目に遭うのは、教師の方だもんな。

「そんなリスク犯してまで付き合わないな」

「…ですね」

妙に重みのある言葉に納得していると、松井先生が俺の顔を覗き込んだ。

「何だよ、岸田先生。何かガッカリしてない?」

「え!?」

その指摘に、何故だか心臓が大きく鳴った。

べ…別に、生徒と付き合おうとか考えてる訳じゃないけど!!

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