
その男、溺愛注意報。
第3章 彼女
「じゃー、今年の文化祭実行委員は一ノ瀬と、間宮 で決定な。」
担任の言葉にパチパチと沸き起こる拍手。
今日はホームルームの時間に
文化祭の実行委員が決められた。
くじ引きで決められたそれに
見事当たりを引いちゃった俺は
男子の実行委員になった。
女子は、間宮マミヤっていう
元気な女の子。
美人だけど全然女の子〜って
感じじゃないタイプで
男子との方が仲良し。
唯一の俺の純粋な
女友達でもある子。
うん、ていうかむしろ
間宮は女っていうか
男友達に分類していい感じかな(笑)
「響と一緒かよ〜!まぁよろしくなー!」
喋り方もどことなく
男っぽい間宮。
