
その男、溺愛注意報。
第3章 彼女
「ついに響に春がきたか」
クスッと笑う蓮。
今は秋です。
そういうことじゃないけど。
春なんて来てないから。
「俺なんか感動してる!!リア充爆発しろって思ってるけど、響に彼女できるのはなんかすげぇ嬉しいわ!!」
興奮気味に話す光也。
彼女てなんだ
話先に飛びすぎだし。
とりあえず、話
ややこしくしないで?
「ええ!?彼女!?待ってもう彼女になったのか!?ヤッたか!?!?」
サラッと下ネタ混ぜてくる雄大。
お前は騙されるな
光也の話信じないでよ
とりあえず、落ち着いて
ていうか
なんで俺が恋してる
前提で話すすんでるの
「待って、ねぇ」
3人(主に2人)の
暴走を止めるように
声を出す。
