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その男、溺愛注意報。

第2章 出会い



「じゃ、わたしちょっと出とくから。」


そう言ってドアの方へ向かう。


「先生、」



「ん?…ッ!!」


ーチュッ


俺の声に振り向いた先生に
軽く音を立てたキスをした。



保健室貸してくれる
お礼だよ。



「ごめんね、ありがと。またね?」



そう言ってニッコリと
微笑めば、


「もうっ、一ノ瀬くんには本当かなわないわ。」


嬉しそうに笑って
先生は出て行った。


ちょろすぎだよね。


先生が出て行ってすぐ、
午後の授業の始まりの
チャイムが鳴った。


あ、俺今日の午後
がっつりサボりだよ(笑)


しばらくして、
保健室のドアが開き
今日約束していた子がやって来た。

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