
その男、溺愛注意報。
第2章 出会い
ーブーッブーッ
その時、
マナーモードにしていた
ケータイが震えた
女の子からの連絡
「あ……」
そういえば今日は
この子と約束があったんだった。
「ごめん、俺もう行くね〜」
そう告げると
それだけで「あぁ」と
納得する3人。
さすが付き合い
長いだけあるよね。
3人と別れて
目的の場所に行く。
向かった先は
保健室。
「失礼しまーす。」
「あら、一ノ瀬くん」
メガネをかけた
見た目20代後半の先生
実際30代だけど
ちょう美人。
「せんせ、今からここ使いたいんだけどいーよね?」
答えなんて分かってるけど
一応確認。
