
その男、溺愛注意報。
第2章 出会い
なんだかんだで雄大も
俺と同じで女の子にだらしない
俺と違うのは、
惚れっぽくてヤった相手と
絶対付き合うところかな。
「あー、アユミちゃん?だっけ。」
「ちげぇよほのかちゃん!誰だよアユミ!」
雄大につっこまれた。
「ん〜」
ほのか……
名前聞いても
顔が思い出せないや。
「その顔は絶対覚えてないな。」
フッと笑う蓮。
「あは、ばれた?(笑)」
記憶にないものは
しょーがないよねぇ?
「なんなら昨日響がヤった子のことも覚えてないんじゃねぇの?」
「……。」
たしかに覚えてない
光也の言葉に
黙り込んだ俺に
察した3人。
「響てとことん冷めてるとこあるよな。」
……否めない
