
その男、溺愛注意報。
第2章 出会い
十分に胸を弄ったあと、
手を下へ這わせる。
グチュ……
「なぁに、この音。」
わざとらしく水音を大きく立てて
サキちゃんの羞恥心を煽ぐ。
「あぁ…ひゃ、んぅ……」
散々鳴かせて
乱れさせたあと
繋がる。
行為の後
サキちゃんが甘えるように
俺の胸に寄りかかる。
「響くん、
………………すき。」
だいぶ間を置いてから
ポツリとこぼした。
「俺は好きじゃないよ。」
はっきりと拒絶。
サキちゃんが言う“好き”が
本気だったから。
一度抱かれたからって
調子に乗るような
“そういう”馬鹿な女は
いらない
