
学園アリス
第2章 プール
「ふっ・・・うぅ・・・・・・んっ、・・・ひくっ・・・」
うちはどうすればいいの・・・
体への戸惑いと持続的に与えられている快感に、わけがわからなくなって思わず泣いてしまった。
ーガラッ
「蜜柑っ!」
勢いよく開けられたドア。
切羽詰った顔をした棗が入ってきた。
「なつめぇ・・・っ」
なんで棗がいるのか、うちが裸だとか・・・そういうのを思うよりも先に、棗の存在にただただ安心した。
棗はうちを抱きあげて、落ちたままのシャワーを元の位置に戻した。
「棗っ、うち、・・・うちの体っ・・・おかしいのっ」
すがりつくように棗の背中に腕を回す。
「あぁ。だからそれを治しにきた」
えっ、治しに・・・?
パッと棗を見上げると、突然キスをされた。
