
学園アリス
第8章 クリスマスの夜
強い快感の余韻のせいで体の力が抜けてしまい、思わず棗の胸にクタッと寄りかかった。
「はぁっ……はぁっ、」
肩を上下させながら息を整えていると、
グイッ
「ひゃっ、?!」
軽々と体を持たれ、強引に棗の膝の上に座らされた。
さっきりよりも密着する互いの体。
棗の膝の上に乗せられたせいか、棗よりもほんの少しだけ目線が高くなった。
「蜜柑……」
熱っぽい瞳で見つめられ、その瞳に囚われる。
「な、つめ……」
ドキドキと早まる心音。
お互い目を逸らすことなく見つめ合い、
それから……
チュ、
「っ、」
ービクッ
ゆっくりと落とされた唇へのキス。
イッたばかりの体は、ほんの少し棗に触れられただけで簡単にビクつく。
