
学園アリス
第7章 理性と本能と
〜棗side〜
「ん…、」
首元を圧迫されているような感覚がして、目が覚めた。
俺の首を締め付けている、柔らかな重み。
その正体は隣に寝ている蜜柑……こいつだった。
俺の首に腕を回し、ぴったりとくっついて寝ている。
今日は土曜日。
学校が休みのため、昨晩こいつを部屋に連れ込んで……まぁ、ヤッて。
そのまま寝たため今に至る。
ヤッたあと下のスウェットだけ履き、上は裸のまま。
蜜柑も、下着だけは履いているが上半身は生まれたままの姿だ。
白くて華奢で、でも女らしい柔らかさがある腕を解き、代わりに俺自身で蜜柑の体を包み込むように抱きすくめた。
