テキストサイズ

学園アリス

第6章 誕生日




そして、窓の方に目をやるとさらに目を大きく見開いて唖然とした。



窓の外の光景は、大量の鳥が大きな布をくちばしに咥えて飛んでいる様子。



「なんだアレ……」



小さく呟いた棗に、うちは口を開いた。



「この大量のプレゼントはな、みんなから棗へのプレゼント!で、さっきの鳥たちはルカぴょんのアリスで棗の部屋まで運んでくるように鳥に頼んでもらっててん♪」


にっこり笑って説明した。

おそらく、布の上にプレゼントを乗せてここまで運んできてくれたんやと思う。


これもまぁ、ちょっとしたサプライズみたいになればええなと思って。



棗はめちゃくちゃ驚いてたけどな(笑)



「お前……すげぇな」


フッと笑う棗。


「お前がすることにはいつも驚かされる」


そう言ってうちの頭に手を置いた。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ