テキストサイズ

栖桜兄弟の未来設計

第4章 思った通りだ

「俺たちは、中学1年の誕生日に一緒に通っていた幼稚園の前で会おうと約束していた。ただ、4歳だった俺たちがはっきりと自分たちの住んでた場所を覚えてられたかといえば、違ったんだ。」


なるほどね。
俺と樹ならなんとなくで建物なくてもその付近で会うことが出来る。
それが離れて暮らしていたこの2人にも出来たのかな。


「うろ覚えで幼稚園になんとか辿り着いた俺は待っていたんだ。いつまで待っても琉生は来なかった。暗くなってきたし、諦めて帰ったんだ。」

「行き違いだったんだよね。徹弥が帰った後になんとか俺はたどり着いた。時間に間に合わなくて、かなり遅れていたから、徹弥がいないことに悲しくなってね。」


すれ違い?
ん・・・?樹、同情してる?
樹はこういう話に弱いとこあるんだよな。


「仕方なく、中学2年の誕生日にも同じ場所に行くことにしたんだ。徹弥も来ると信じて。」

「うん。」


これいつ再会出来るんだ?
ここでもすれ違ったら、本当に偶然の同じ高校で再会ってことだよね?


「今度は時間に間に合ってたどり着いた俺は、約束の場所で待ってたんだ。でも徹弥は来なかった。」

「琉生が場所間違ってたんだろ。俺は行ったんだ。やっと買ってもらえた携帯を持って、連絡先交換できるって思ってたんだ。」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ