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栖桜兄弟の未来設計

第4章 思った通りだ

放課後、4人で琉生のマンションに向かう。
どこか楽しそうな渉と正反対に徹弥と琉生は落ち着きがないように思えた。
徹弥に関しては朝から何度も目の前でため息をついていた。
そんなに言い難い何かがあるのか?
この2人が兄弟だろうことはなんとなくではあるけれど、渉も俺も予想はしている。

一度着替えるためと、泊まるための荷物を取りに帰った俺たちを、徹弥と琉生は近くで待っていた。
そのため4人でマンションまで歩くことになったのだが、2人はずっと落ち着かないような状態だった。
リビングに通されて、飲み物を出してくれた琉生にお礼を言う。


「俺たちのこと聞きたいんだろう?」


俺と渉が頷くと、徹弥から話し始めた。


「俺と琉生はお前らと同じ双子として生まれたんだ。4歳までは一緒に暮らしていた。」

「なるほどね。」


渉が言うと同時に俺も頷いた。
やっぱり俺たちの予想は合っていた。
4歳まで一緒にいたということは・・・。


「両親が4歳の時に離婚した。俺は父親に琉生は母親に引き取られ、その後、親はそれぞれの相手と再婚したんだ。」


予想通りの展開だな。
ただ、高校が同じというのは偶然か?それとも・・・。

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