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暗闇の向こう側

第2章 向こう側は…

大野side

明日休みってこともあり、相葉ちゃんのところへ行こう。洗濯ものを洗濯機に放り込んで自動洗濯モードを選んで、帰ってきたら乾燥まで終わってるようにと…。

あと絵描かないとダメだからその道具だけ持って行こう。荷物を持ってタクシーに乗り込む。

あっ、相葉ちゃんに連絡いれてなかった。
行く前に連絡するの忘れてた、まっいいか。
相葉ちゃんに連絡すると拒否権がないと言われるも笑って許してくれた。

部屋について廊下で話ている途中にお風呂のお湯が溜まった音楽が流れた。コンサート終わった後、シャワーも浴びてないことを忘れてた。

相葉ちゃんが「入る?」と聞かれて、一歩進む意味で一緒に入るかと聞いてみた。
俺が相葉ちゃんを好きなことは変わらない、相葉ちゃんも俺が好きなはず。

いつまでもこのままで言い訳でもない、やれるかどうかわからないけど少し前に進んでもいいじゃないかと思って聞いてみた。

俺の体のことを考えてくれてるのかな…、返事がない。

智「一緒に入ろうか…」
そう言わないと、自分からは言い出せないか…。いつも俺のことを優先して考えてくれる相葉ちゃん。なら大丈夫だ。

相「いいの?」
本当に申し訳そうに聞いてくる。俺よりも背が高くてかっこいいのに、この時ばかりは愛おしい。

智「いいよ、おいでほら」
手を握って、俺に引っ張られるように風呂場へ…

相「そっちトイレだよ?」
カッコつけてこれ?俺、ダサいな…。指摘されて恥ずかしくて強がってしまった。

智「知ってる!わざと!」

相「ふふふ、顔真っ赤」
すごい笑ってるし、いつものニコニコの相葉ちゃんになってる。良かった。脱衣所に来たらやっぱりさっきの雰囲気に戻ってしまった。

智「入ろう」
恥ずかしがるのも変だし、十年以上一緒にお風呂にも入ってるし、裸なんて見慣れてる。大丈夫だなと思って服をすぐに脱いでいく。

無言でお互いに服を脱いで、風呂に入る。家庭用のお風呂だから男二人で入ると狭いな。

相「湯船先に入って、俺は体洗ったら交代して」

智「うん」
湯船のお湯がぬるくてちょうどいい感じ…気持ちいい。相葉ちゃんの体を見てしまう。
細いけど筋肉がついてて、本当にモデルみたい。

松潤や翔ちゃんは筋肉ががっちりって感じだし、ニノは自然体(何も鍛えてない)
別にこれで興奮する訳じゃないけど見惚れてしまう。

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