テキストサイズ

距離

第1章 距離3

Nside

映画の撮影に音入れ、レギュラー番組の収録と仕事が重なる時は重なる。この後、映画が終わっても年末番組の収録

休みは二週間後、正直、恋愛に時間を割いている時間はない。
たとえ翔ちゃんに会ったしても気まずくなる時間もない。

みんなに会えたけど、収録が終わると次の現場へと休む時間もない。それでも映画の撮影も終わり、家に着いた時には4時だった。

--------------------
家に帰ると着替えることもなく、そのままベッドに倒れ込んだ。

また12時には迎えがきて、映画の撮影に・・・

気が付くと朝になっていた。
ヤバい、シャワーしないと迎えがくる。

携帯を見るとメールが来てる。
メンバーから心配と激励の言葉が入っている。

翔「ごはん食べてる?食べなきゃだめだよ。映画頑張って」

翔ちゃんらしい。時間がないからメールの返信はできないけど、こんなことで元気になるんだよな。

コーヒーだけ飲んで、映画の撮影に向かった。

-----------------------
撮影所に行くと翔さんが付き合っていた女優さんに遭遇した。

女優「おはようございます。」と挨拶された。

ニノ「おはようございます」
挨拶を返すと頭をぺこりと下げて、すれ違っていった。

きれいだけど、きれいなだけだな。妊娠してるんだよなと見ていると・・・

スタッフ「二宮さん?」

ニノ「はい、行きます」

スタッフ「あの人、映画決まってたんですけど突然降板の申し入れがあって、今代役を探すのに大変で・・・」

ニノ「そうなんだ、何で?」

スタッフ「理由は聞いてないんですけど、噂じゃ、できちゃったんじゃないかと・・・」

ニノ「そうなの」

噂話には突っ込まないようしている。興味がふりをして返事をする。聞いてろくな事ないし、噂の対象になるのも嫌だし。
ただ、聞きたくないことも耳には入ってくる。
今見たいに。

翔ちゃんには聞かせたくないなとは思うけど、ニュースに載るのに時間はかからないだろうなと思った。芸能界とはそんな世界。

自分も芸能人だから何度か痛い目には合っているからよく理解している。

翔ちゃんの名前さえ出なければいいな。今まで出てなかったんだから大丈夫か・・・

スタッフに声をかけられた
ニノ「ごめんなさい、行きます」
そういって楽屋へ向かった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ