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恋空予報

第18章 番外編 最近の心情






あ、可愛い。

やっぱりさ、翔、自分の可愛さ
無自覚だよね。

悪いヤツめ。



「よしっ…」



俺は腕を捲って
料理を始めた。


翔がいないからか、
物凄く静かだ。


いつも翔はこんなところで、
しかも一人で料理していたのか…。


なんか、申し訳ないな。


気持ち良さそうに
鼻唄を歌いながら
お風呂から上がった翔。

…ふふ、可愛いの。



「あ、潤ー」

「ん?」



髪の毛が濡れてるからか、
少し色っぽい。


あと、ぺたんってなっていて
可愛さ倍増なんだけど。



「潤?聞いてるの?」

「え?あ、ごめん…」

「もぅー…」



翔は頬を膨らませて
俺を軽く睨んだ。


…少し、上目遣いに
なってて可愛いかも。



「…旅行の件、なんだけどさ…」

「あぁ、休みとれたよ。」

「いつっ!?それに
俺も合わせるから!」

「金土ってとれたよ。」

「わかったあ」



翔はスマホを手に取り、
部長に連絡を入れる。


…ふふ、必死で可愛い。

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