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恋空予報

第14章 一緒

相葉side



「「ふぅぅ…」」



二人でお風呂に入るのは
結構ひさしぶりで。


ニノちゃんは嬉しそうに笑ってる。

風邪とか、
直ればいいのにな。


早く直ったらニノちゃんと
旅行いきたいなって。


「雅紀、ありがと」

「…なにが?
俺、なんかした?」

「んーん。

…一緒にお風呂は入れて
嬉しいんだよね」


ニノちゃんが本当に嬉しそうに
にこにこ笑ってる。

…うん。かわいいな。



「…ちゅーしよ?」

「うん」



ニノちゃんは瞼を閉じて
俺からのキスを待ってる。

…あー。かわいい。


俺はニノちゃんの頬に手を添えて
優しくキスをした。


俺の濡れてる髪が頬に当たるのか、
ニノちゃんはくすぐったそうに笑う。



「ふふ、雅紀だーい好き」

「俺もニノちゃんが好きだよ。
本当に大事に思ってる。

…ニノちゃんが好きすぎて
俺、困ってるんだよね」

「なにそれ。
嬉しいじゃん」



ニノちゃんはぎゅーっとくっついて
俺から離れなくなった。

そのうち、お湯が冷たくなってきたから
俺たちは風呂を出た。



「ニノちゃん、
ちゃんと髪乾かしてね」

「雅紀やって~。」



…う、ニノちゃんは
甘えるのがうまい。


俺はいつも甘えられるのが嬉しくて
その甘えに応えちゃう。



「仕方ないなあ。
今回だけだよ?」

「それ、何回目?」



ニノちゃんはケラケラ笑う。


もー。かわいいんだから。

食べちゃいたい衝動に刈られる。

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