
にじいろ。
第26章 輝かしい未来へ。
和也「タイミングとか
どーゆー風に進めてったらいいのかとかさ
アドバイス的なの、なんかあったら聞きたいと思ってさ」
Kazに頭を下げるのはシャクだけど
そうも言ってられない。
kaz『アドバイスねぇ…
ま、取り敢えず高校は出とけよ?
日本に居ながらだって音楽はやれる。
それである程度の地位を築けてからコッチ来るっつーなら
面倒見てやるよ』
和也「…ホント?」
Kaz『急にしおらしくなんなよ(笑)
俺もまだまだだし
今、お前に頼られたところで何もしてやれねーしさ』
和也「そっか…」
kaz『このこと、雅紀は知ってんの?』
和也「いや、まだ…」
kaz『お前なぁ
一人で突っ走んなよ?
雅紀にもちゃんと相談しろよ。
俺みたいに…後悔することになるぞ』
和也「うん…」
“あんま焦んなよ”と言って
Kazは電話を切った。
やっぱ大人だわ
俺とは違う…
取り敢えずまーくんとおばさんに伝えなきゃ。
斗真が言ってたように
これでまーくんが自分の将来を考えるきっかけになるかもしれないと
この時は、思ってたんだ。
だけど…
ウリなんかやってた俺に
輝かしい未来なんて
あるはずもなかった。
どーゆー風に進めてったらいいのかとかさ
アドバイス的なの、なんかあったら聞きたいと思ってさ」
Kazに頭を下げるのはシャクだけど
そうも言ってられない。
kaz『アドバイスねぇ…
ま、取り敢えず高校は出とけよ?
日本に居ながらだって音楽はやれる。
それである程度の地位を築けてからコッチ来るっつーなら
面倒見てやるよ』
和也「…ホント?」
Kaz『急にしおらしくなんなよ(笑)
俺もまだまだだし
今、お前に頼られたところで何もしてやれねーしさ』
和也「そっか…」
kaz『このこと、雅紀は知ってんの?』
和也「いや、まだ…」
kaz『お前なぁ
一人で突っ走んなよ?
雅紀にもちゃんと相談しろよ。
俺みたいに…後悔することになるぞ』
和也「うん…」
“あんま焦んなよ”と言って
Kazは電話を切った。
やっぱ大人だわ
俺とは違う…
取り敢えずまーくんとおばさんに伝えなきゃ。
斗真が言ってたように
これでまーくんが自分の将来を考えるきっかけになるかもしれないと
この時は、思ってたんだ。
だけど…
ウリなんかやってた俺に
輝かしい未来なんて
あるはずもなかった。
