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にじいろ。

第7章 二人の夏。 

二人でシャワーを浴びてリビングに向かうと
潤くんが朝食の準備をしていた


潤「おー、おはよ!
つか、おっせーぞ!」

雅紀「おはよ!ごめん!俺、なんか手伝うよ」

和也「おはよ、潤くん」

潤「おはよーさん
ニノ!お前朝メシちゃんと食えよ?」

和也「ここにも母ちゃんがいた(笑)」

潤「あん?なんか言った?」

和也「なんも言ってません!」

潤「よろしい(笑)
ホラ、そっち座ってな。
アイスコーヒーでいい?」

和也「うん、ありがと♡」



まーくんと潤くんが並んでキッチンに立っている姿を
後ろから眺めていた

潤くんがまーくんに何か耳打ちしてる


雅紀「…なっ!」


あれ?まーくん、顔真っ紅だ




まーくんがコーヒーを持ってきてくれた

和也「あ、ありがと
ねぇ、さっき潤くんと何話してた?」

雅紀「へっ?!
あ…
『役に立っただろ?』って」


まーくんが恥ずかしそうに
小さな声で言った


役に立った……あっ!!

プレゼントのことだ。
それでまーくん、動揺したんだ



質問には答えなきゃね?



和也「めっちゃ役に立ったよ♡!」

雅紀「バカッ…!かず!」


俺の声に潤くんが振り向き
ニカッと笑った

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