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誘惑のサンタクロース

第5章 その後☆




「たぶんいると思うけど。

 なんで?

 どっか行きたいとこでもあるの?」




少し嫌そうな顔をしてママが言う。




「パパとママに話があるの。

 すごく、大事な、話」




ドキドキとする心臓。




星弥くんのくれた箱の取っ手が

へこんでしまいそうなくらい

握り締めてしまっていた。




「大事な話・・・。

 じゃあパパ呼んでくるわね」




ママはそう言うと

二階にパパを呼びに行った。




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