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second girl【完】

第8章 願い

トイレの中に、私と五郎の荒い息遣い。








「謝らないから」







五郎が私を抱きしめ耳元で囁く。









「晶のこと本気だから……」








五郎…


涙が溢れた。
五郎の思いが痛いほど伝わるから…








『1+1は2になるとは限らない…

人の気持ちは、簡単で単純じゃない』







五郎の言っていた意味が、ようやく分かった気がした。




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